2010年9月19日日曜日

AmazonLinuxをなめてみる(導入編)

連休で時間がとれそうなので、AmazonLinux(AL)を使ってみることにする。
AmazonLinuxがどのようなものなのかは、エバンジェリストのblogをみるのがおすすめ。そこに無いことを中心に書く。
AmazonLinuxはRHELというかCentOSに似ているものなので、それとの比較をしてみる。
具体的には、us-eastでAmazonLinux(ami-id: ami-0af30663)とRightScale (RL) centos5.4(ami-4d42a924)を使ってみた。
ほぼCentOSと同じな気分で使える。

/etc/system-releaseを見ると、

Amazon Linux AMI release 1 (beta)

と書かれている。/etc/lsb-releaseや/etc/redhat-releaseではない。しかしRHELやCentOSになれていればyumもあるし、/etcの下もほぼ同じだし、迷うことはないだろう。
EC2に特化したちょっとした違いはあるが問題ない
ec2-toolsとかはALもRSも慣れたの使えばかわらない。
大きな違いは、ALにはJavaを使うec2-toolsを使っているところ。Amazon謹製だし当然か。
デフォルトのユーザ名がALではec2userになっているので、.ssh/configなんかにはそのつもりで書いたほうがいい。
Kernelがあたらしい
OS: GNU/Linux -- 2.6.34.6-54.21.amzn1.i686 -- #1 SMP Sun Sep 12 06:48:07 UTC 
ということで、いまどきのkernelということでいろいろ期待できる(自分は期待してしまった)
yumで構築するのが速い
yumのダウンロードの速さはALが圧倒的。10倍はすぐに違ってくる。yum installでいくつかダウンロードした。
yum install -y mesa-libGL-devel java-1.6.0-openjdk libX11-devel libXext-devel screen mysql mysql-server mysql-devel perl-DBD-MySQL gcc libtool
これの結果
  • ALでは25パッケージを5.9 MB/s、21 MBを3秒でAWSの内部からダウンロード.
  • RSでは24パッケージを551kB/s、59 MBを1分49秒かけてダウンロード
という結果になった。RSのほうではCentOSのfastestmirror選択によって、RackSpaceなどからダウンロードされたり、大学につながったり、毎回変わるが、1MBを越えることはあまりなかった。
MySQLが5.1系
AmazonはRDSで5.1系を使ってInnoDB pluginをサポートしているためか、5.1.47がはいっている。
もちろん、自分でrpmをとってくるなり、yum repoを追加するなどしても構わないが気楽なのはALではないか。

 

Javaを使うなら、ALが楽。最初からはいってる。
ALが使っているec2-toolsはJavaを使っているため、これは当然の結果。きっとプレミアムサポートにはいっているならば、JVMにまつわる問題もカバーされるのだろう。
結論: ALはbetter CentOS on EC2だと思う
Package, ライブラリのバージョン,カーネルなど様々な点で違う。
そのため手元のCentOSで再現できないと困る、といったことはしばしば発生すると思われます。
RHELに金ははらえないけど、RHというブランドを信頼していたりするから、CentOSを使っている。
という人はRHとAmazonを天秤にかけてみてもいいのではないか、と思う。

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