2011年12月30日金曜日

年内の出社終了

今年はもうオフィスいかないぞー、という日。これが役所ならば「御用納め」となるところ。しかしながら、いまいる会社は休みなのは大晦日のみで、あとはすべてカレンダー通り。とはいえ年末年始は仕事にならないし、オフィスにはいるのも面倒なので行かないようにしたい。

1月4日に初出社して3日目からは3週間の出張研修に行ってからあっというまの1年だった。書けるものだけ、ひとつきひとつづつトピックまとめてみる。

  1. AWSのリミット解除→電話(実際はUSからの国際電話)という流れをはじめて実行する流れをつくる。

  2. 1.の流れをつくったのでこれに追われつつ小島+玉川と営業にいく流れが定着。

  3. AWS東京リージョンオープン,さらに震災。まさに怒涛。震災から3週間はほぼ家から出ないで仕事をする。

  4. いつまでも引きこもりじゃいられない、という世間の雰囲気+訪問できなかった客対応開始で一日5、6件まわり。

  5. 初の大学での講演@京大

  6. 5末までに、各部署にひとりづつ配置される体制になった. 1月から続くリミット解除作業を営業担当者にやってもらうようになった。

  7. SHOT NOTEを導入した。はじめて顧客に行くのに飛行機にのった。

  8. 休日や夜はベンチマーク祭り..

  9. ベンチの結果をCEDECで発表

  10. 初デルタで出張

  11. AAA1号と仕事がふえる。

  12. メンテ祭り


それにしても「忙しそうだけど楽しそう」という妻の評でした。来年もがんばろう。

2011年12月28日水曜日

PVでサーバを見積ることはおすすめしません

「私のサービスは毎月1億PVくらいになりそうなんですけど、どのインスタンスがいいですか?」

こんな質問をときたま受ける。マジレスすると、

  • 1ページあたりの転送量がわからん
  • どれだけのキャッシュをブラウザに効かせるのかわからん
  • そもそもそのページが動的に生成されるとして、その重さがわからん

などなどの理由で、ずばっと答えられないので、相手をガッカリさせることがある。

責任のある答えは「試しに作って測定してください。測定して、足りなければ増やせばいいので」というのが私の典型的な回答になる。

もちろん、超ざっくりでいいなら、こんな例えをしてみる。

  • 1ページあたり1MB、ブラウザキャッシュは考慮しないとして、30PV/sec とすると、30MByte/sec == 240Mbit/sec なので余裕もったサーバなら1台あたりはこんなもんじゃないかと。AWSならlargeインスタンスでならなんとかなるレベル.単純計算すると、これが月間7000万PVという数字になる。実際にはボトムとピークで7倍の差があるとして、一台のlargeインスタンスで1000万PVという無茶な計算がなりたつ。
  • DAUが1万人のアプリがあり、ピーク時にはその1/10である1000人が同時アクセスをする。10秒に一度ボタンをおすとして、1秒あたり100リクエストをさばくとする。1リクエストあたり10アクションがおこるとして、1000アクションを同時にさばけるアプリが動けばいいのならば、ここで必要なサーバは1台。

こんな適当なことを言われたらみなさん怒ると思います。まったくアプリの苦労をわかってないといわれ、あらゆる言葉で罵倒されることでしょう。というわけで測るしかないのです。

世の中のWebページやWebサービスの指針としてPage Viewが重視されるようになったのはいつからだろう。

私のなかの超適当な印象だと(年数は適当。調べたいけどもうわからない)

  • 96年以前: そもそもたいして数字に意味がなかった。→webサーバがあればおおいばりの時代
  • 97年: ネットスケープが2億Hit/dayとかいってたような。→squidなどのアクセス側proxyがよりがんばってた時代
  • 98年: ポータルサイトがユニークユーザ数を競いだしてたような。→だんだん有料コンテンツというのが出てきた
  • 99年: 滞在時間を競っていたような→長く滞留すればそれだけ広告を目にする。
  • それ以降、企画する人の企画がPVによって語られ、予算がつくように。。
  • ソーシャルゲームではプラットフォーマはなんでもかんでもPVあたりのコストや収益で測る。

こう考えると、hitとかいっていた時代は技術者が牽引してた時代だったなあと。そんな時代じゃないので最初のような質問がでてくるのは当然かしれない。

2011年12月16日金曜日

AWS南米リージョンopen

ついにAWSが南半球へ。BRICSへ。

ちょっと使ってみた感覚だと、サンパウロリージョンからKDDI柏までは300msecを微妙に切るくらいのpingで、あまりジッタがない感じ。hopもアイルランドに比べると少ないようだ。

日本むけのサービスを南米リージョンで展開することはないだろうけれども、南米という正直いって質を担保することがむずかしいという印象がある場所で、他地域と同じクラウドサービスが使えることは少くない企業にとってプラスになるでしょう。

日本企業でも南米向けサービスで使うところがでてこないかしら。。

2011年12月4日日曜日

SpotInstanceを好きと公言しているワケ

私はいろんなプレゼンで、AWSで一番好きなサービスはSpotInstanceと公言している。

これはどんな理由かといえば、まだHP研究所の研究者だったころに「EC2のcloneがほしい」と自分が思ってXenからユーカリに移行したころにSpotInstanceみたいなのをおもいついて論文を用意してるときに、AWSから出たから。

社内にあるデスクトップはコアが余っているので、そこに提供側が値段をつけて、みあったコアに値段をつけて貸しだす。たんにコンピュータに値段をつけさせるだけではなく、人の力をかりるともっと効率的な社会になる! 的なものだった。

しかし、そのビジョンを語るよりは実際に製品がでたときの衝撃はすごかった。

とはいえ、もともとネットワーク出自の私としては日本でDirectConnectがはじまったらそっちにするかもしれない。また、インフラ屋としてはAPI全てといいたいところ。

2011年12月2日金曜日

同僚が増えた!

14:19 ビシビシいきます! RT @hide69oz: 【報告:その2】本日より @understeer が、AWSのソリューションアーキテクトに加わりました! #jawsug

なかなか増えない(仕事がえらいことになっている)この仕事だが、4人目がくわわった。素直にうれしい。きっと仕事が加速するので忙しさは変わらないのかもしれない。